万人受けする香り

まだ発売したてだっと思いますが、緑茶をベースにしたその名もグリーンティという香水がありました。
さわやかな草のような香りで、シチュエーションを問わずに使える。
香りもキツくない。

へぇ、香水でもこういう香りがあるんだ。
それがグリーンティの第一印象でした。

お茶ベースの香りというと、ブルガリが有名です。
ダージリンティをベースにしたプールオムは男性だけでなく、女性にも人気。
今ではすっかり定番の香りになりました。

ブルガリ・プールオムの香りを創った調香師、ジャック・キャバリエ氏は原料にも拘りが強かったそうです。
一時期、主原料のダージリンの収穫状態が悪く、「これではプールオムの香りは作れない」と、製造を中止したことがありました。
折しも日本ではクリスマス商戦。
プールオムをプレゼントにと考えていた女性は、何店舗も探し回ったそうですよ。

ブルガリの当初の香水は、お茶ベースでした。
ジャスミンティーがベースのプールファム、カモマイルティーのプチ・ママン、緑茶ベースのオ・パフメ　オーテヴェールなど等。

お茶という身近な香りがベースになっているのですから、合成香料に比べたら香水の歴史が浅い日本でも受け入れられやすかったのでしょう。


身近な香りだから、抵抗がない


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初心者にまず勧めている香り
時は流れて、私が化粧品売り場で働く頃にはもう、並行輸入の規制緩和もあって、スーパーの化粧品売り場でも香水を販売していました。実際に売り場で働いてみると、香水をつけてみたいけれども何がいいか迷っているお客様が多いことに気がついたんです。自分は雑誌や本を読んで、そこで紹介されている香りに興味を持って、デパートの店頭で購入していたので、「使ってみたいけれども何がいいかわからない」という感覚が無かったので